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光射す水色のなかで

shutterstock_167988659ビーチの白砂に、マリンブーツをめりこませながら水際に近づく。生ぬるい遠浅の海に少しづつ身体を浸していくと、自分が海に溶けていくような感覚になっていく。足元をちらちらと泳ぐスズメダイたち、品のある濃い青色、ラムネみたいな水色、彼らは沖縄の海への水先案内人。水中案内人といってもいいだろう。クリアな海水にふくらはぎほどの高さまで慣らしたら、そのあたりで片足ずつフィンを履く。そのまま歩くとあっという間に不格好で不器用な陸の生物、人間。海底の砂に、お腹を擦りそうになりながら、浅い水辺を泳ぎ進む。フィンで蹴っても大丈夫な深さまで行くと、カワハギの仲間やライオンフィッシュに出会えることもある。南国の海だなあと静かな感動を重ねて、まだまだ泳ぎ進む。子育て時期のモンガラカワハギには要注意、尖った口を向けて、卵を守るべく攻撃をしかけてくる。ごめんごめん、卵を盗ったりしないからと語りかける気持ちでそっとして、いっそう深い場所へ向かう。サンゴの根が、海のなかの林を形作っているような景色に溶け込む。根のひとつひとつは魚やエビのアパートのよう。イソギンチャクの飾りをつけて、なんだか可愛い集合住宅。小さな穴を窓のようにして、彼らはぴょっこりと顔を出しては、ひっこめる。こんにちは、という気持ちで穴を向き合い手を振ると、一瞬たじろいだかに見えた隠れクマノミ。小さなヒレをふりふりして、応えてくれてるのかななんて思うのは人間の勝手な思い込みかもしれない。だとしても、楽しく、気持ちのよい、生き物たちとの出会い。

ボートダイビングももちろんいい。先輩ダイバーがバックロールエントリーをするのを見て、あんなの無理だ、怖すぎると思ったのもつかの間。講習を受けて、きちんとできるようになる。逆さまに一回転すると、視界一面の青空から瞬時に視界いっぱいの深い青に突入する。足のつかない海は、怖い。そしてどこまでも深く、美しく、畏れ多い。なんとなく厳かな、慎重な心境で潜行する。声の届かない海中でバディとやりとりをすると、普段の会話も決して言葉尻だけで行われているわけではないのだと知る。目線、仕草、動きのスピードに、その人の気分や、機嫌や、感動や、動揺が滲み出ているのだ。何度も潜っていると、ほかの生き物もそうなんじゃないかと思えてくる。いつもと違うときに、なにかに気が付く。ウミガメってそんなふうに泳いだっけ、とか、この種類の魚が単体でいるのは珍しい、とか。

海から上がり、シャワーを浴びたあとのログ付けもまたいい。インストラクターは、そのやり方以外にも、今日見た生物の種類や名前、ほかにもどんなものが見られるのかといった知識を授けてくれるだろう。ダイバー同士、一期一会の出会いもある。美しい海の世界から陸の世界の戻れば、そこにはゆったりとした民謡が流れ、海中のそれと同じような鮮やかな花や木々が街角を彩っている。ダイビングには大きな体力を使う。エネルギーを補給すべく、訪れた居酒屋では、日中に出会ったのと同じ種類の魚が、美味しく調理されて提供されるかもしれない。ビビッドな色使いの、美味なる南国の味。

沖縄ダイビングは、そういったすべてがセットになった、カラフルで魅力満載のアクティビティといっていいだろう。

 

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